前回のブログでは、映像伝送の障害についてお話しましたが、
今回は一定時間電波が途切れた際に機能する、フェイルセーフ機能についてお話します。
今や、ドローンを安全を運用するために、なくてはならない機能と言っても過言ではないでしょう。
このフェイルセーフ機能ですが、正しく扱えなければ逆に危険な場面に遭遇することもあります。
フェイルセーフ機能は、ドローンのフライト中での緊急時に離陸した地点に戻ってくる「リターントゥホーム」機能というものを利用しています。
要する、にプロポと機体の接続が切れた時に最後に離陸した地点に戻ってきてくれるというもの。
もちろんこれは正確にGPS受信した状態であることが前提です。
リターントゥホーム自体は手動でも出来ますし、バッテリーの電圧が低くなっても戻ってきてくれます。
こんなに安全そうな機能なのですが、事前に周囲の確認を行わなかったり、
リターントゥホームの設定をキチンと決めていないと、墜落に繋がります。
まず、ドローンをフライトさせる地点の障害物や、電波障害の起きそうな位置などは、必ず把握しておきましょう。
そして、リターントゥホームが作動した時ドローンは事前に設定した高度まで一度上昇し、一直線に戻ってきます。
リターントゥホーム中は障害物検知機能がオフになりますので、
障害物の大体の高さを把握しておき、
必ずそれよりも高度を高く設定しておくようにして下さい。
また、リターントゥホームで設定した高度まで機体が上昇している途中にスロットルスティックを動かすと機体は上昇を停止し、そのまま戻ってきたり、
最後に離陸したホームポイントから半径20m以内でリターントゥホームが発動した場合は、その場で下降を始めます。
どちらの場合も事前に機能を理解した上で設定を行っておかないと非常に危険ですよね。
早く飛ばしたい!と思うかもしれませんが、
長い期間空撮を楽しむためにも必ず準備を怠らず安全な運用にしましょう。
ではまた!!
コメントをお書きください