今回は実際にあったトラブルについてお話したいと思います。
最近は不動産の撮影で山の中に入っているのですが、phantom4の映像伝送不具合があったのでお知らせします。
普段、フライト直前の点検作業の際に映像伝送や電波状況を確認するのですが、
モニターに常時映るはずの映像がブツブツと途切れ安定しない事象が発生しました。
この時点で考えられる原因としては、
1.周囲の状況や場所による電波障害
2.アプリのアップデート不足によるエラー
3.iPadのメモリ不足による遅延
が考えられました。
まず1は以前も同じ場所でフライトが出来ていたのですが、
念のため移動してみた所、変わりませんでした。
電波強度も安定していたんですが、映像チャネルを見ると全く安定していませんでした。
次に2と3ですが、一応予備のiPhoneの方はアップデートしてあったので、
モニターをiPhoneに変更し、そのまま再起動してアプリを起動してみました。
が、状況は変わらず。
相変わらず映像チャネルの表示も安定しませんでした。
途方に暮れてインターネットでphantom4の説明書を読み直すと、
SDカードの容量によって映像伝送に不具合が生じる事がある記述を見つけました。
使っていたのは前回使用できたSDカードで、容量も32Gあり、前日にフォーマットしたものでしたが、
念のため予備のカードに変更してみると、キレイさっぱり不具合がなくなりました。
まさかとは思ったのですが、カード自体の相性やパソコンでフォーマットした際に何らかの不具合が生じた可能性があります。
その後は何の不具合もなく無事にフライトを終えられました。
今回は変わった事例でしたが、また何かありましたらブログの方で情報を公開したいと思います。
ではまた!!
コメントをお書きください
やまさだ (月曜日, 04 9月 2017 05:47)
大変参考になりました。次回試して見ます。
HighLevel樋口 (月曜日, 04 9月 2017 17:39)
やまさだ様
コメントありがとうございます。
映像伝送の不具合は他にも原因が考えられますので、(プロポを繋いでいるケーブルの不良など
)
上記のやり方でダメな時には、他の方法も探してみてください。
すみよし (金曜日, 24 11月 2017 11:38)
私のはphantom3 advancedですが、映像の途切れを経験しています。
疑ったのは温度で、機体、リモコンの内部をサーマルカメラでチェックしました。
両方とも2.4GHZのRF部で高温になることがわかり、対策を色々やってみました。
最も効果的だったのは、リモコンの方で、結果的には、まず電池を外に出し、空いたスペースに
超小型ブロアーを入れ、RF部の金属部には薄めのヒートシンクをグリスで付けました。
以前は3分ぐらいで黒画面になったりしてましたが、20分テストして完璧になりました。
なお、リモコンの裏ブタには電池スペースの囲いがあるので、一部をカットして空気の流れを良く
しています。